とんすら。 |
(1)啓示 藤吉美果(ふじよし・よしか) は日本の敬虔なクリスチャンである。 ……と本人は言い張っているが、洗礼すら受けていない。勝手に、「イザベラ」なる洗礼名を名乗っていた。 この 美果の回心 については、本人の言を信じるならば、幼少期に遡る。 幼い夏の日、市民プールの帰り道、美果は、 「神の声」 を聞いたそうだ。 誰もいない野原を近道して突っ切っていたら、 「これ、美果よ。ワシじゃよ」 と当時流行っていたオレオレ詐欺みたいな言葉が、天から聞こえてきたという。 「どなたですか?」 美果は訊いた。 「フフフ、ワシじゃよ」 「だから誰なんですか? 警察呼びますよ?」 幼女に詰められ、その声は、 「す、すみませんっ! ホントにすみません! け、警察だけは勘弁してくださいっ! 怪しい者じゃないんですっ! 名乗りますから。私は神です! 神なんですっ! ホントすみませんっ! だから、警察は勘弁してくださいっ!」 と大慌てで身元を明かした。 「その神様があたしに何の用なわけ?」 「まあ、そのォ〜、いや、これは田中角栄の物真似じゃなくてですね――」 「誰よ、田中角栄って!」 「それは置いときましょう、話が進みませんから。コホン(と咳払いして威儀を正し)、美果よ、そなたは真に得難き運命(さだめ)の持ち主なり」 「知らんがな」 「そう突き放さないで。と、とにかく汝は選ばれし神の子である。世のため、神の教えのため生きるが良い」 「なんかフワッとしてんなぁ」 「そなたにもいずれ分かるでであろう。ワシはこれで帰る。だから、警察は呼ばないように。これで帰るから、ホントに警察に通報とかやめてよ。頼むからね」 とその声は何度も念を押して、それきり消えたと美果は後年、一つ話のように語り続けたものだ。 声が去って、美果はようやく我に返って、野原の中に立ち尽くしていた。 選ばれし者の恍惚と不安我にあり 幼い身空で太宰治の心境になってしまう。 そんな感動のうちに、美果は信仰への道を志したのである。 ――修道女(シスター)になる! と天を仰ぎ、誓いを立てた。 「よし!」 心身ともに新しい気持ちになって、力強く一歩踏み出す。犬の糞を踏んだ。 (2)彷徨 美果は神の教えに傾倒した。キリスト教関連の書物を読み漁った。彼女は一途だった。純粋だった。情熱的だった。 しかし悲しい哉、美果の住む地域には教会はなかった。クリスチャンすら皆無だった。浄土真宗系の寺院や門徒ばかりだった。 仕方なく電車を乗り継ぎ、都市部の教会に行った。果ては海外の有名な聖堂を巡ったりさえした。 でもやはり神の家は近場にあって欲しい。 一念発起して、全寮制のミッション女子校を受験したが、あえなく撃沈。美果は勉強が残念な娘だったのだ! それならば、と家出して、有名な女子修道会の日本支部に入会を願い出たが、年齢的に無理、と門前払いされた。 十八才になったらまたいらっしゃい、待ってるわよ、と一応は言われたので、その言葉を信じて時期を待つことにした。 昼はキリスト教について学び、今時珍しい夜間学校に通った。 夜学は富樫敬子ならば小躍りして喜ぶような個性派揃いだった。けれど、美果はその風に染まらず、信仰を、ついでに貞操を守り抜いた。 「藤吉チャンは将来なりたいものってあるの〜?」 と二十歳のギャルに尋ねられ、 「あたし? シスター」 と即答したら、質問者は驚いていた。 「シスターってあのシスター?」 「うん」 「いかちーね」 「いかちーでしょ」 「F#M7って感じだよね」 「ナチュラルEでしょ」 「FBIってとこかな」 「CIAみたいじゃね」 「BBCだね」 「いや、BBキングかも」 「でもさ、なんで?」 「神様の声を聞いたからね」 「すごいね〜」 或いは禅味を帯びているかのような、フワフワしたコンニャク問答が展開される、そんな学び舎だった。 (3)奇蹟 そんな学生生活を送っていたら―― なんと郷里に教会が建てられた! 外れの廃洋館を改修して、田舎にしては立派な聖堂もできた。カトリック系の女子修道院だという。 ――こ、これは! 「奇蹟」以外の何物でもない!と美果は浮足立つ。驚かずにはいられない。 「奇蹟」に背を向ける者は、「奇蹟」に見放される!と美果は周章する。焦らずにはいられない。 「す、すみませええぇん!」 と腰砕けになりつつ、ニコライ堂をコンパクトにしたような伽藍に駆け込んだ。 「あら、お若い方ね。御用向きは何でしょう?」 福々しい丸顔のぽっちゃりシスター(60代くらい)が応対してくれた。 「あ、あたし、シスターになりたいんです!」 「わかりました。共に歩みましょう」 「話早っ!」 「善は急げ、と昔から言うでしょう。やる気のある若人は大歓迎よ」 いつの間にか八人の修道女たちが立っている。皆、日本人らしい。 その清らかな修道服姿につい見とれてしまう。 でも―― 「やっぱり家族とかの許可もないとマズいですよね〜」 スピーディーすぎる流れに、さすがに美果は戸惑う。 「こちらとしては全然大丈夫よ」 と、やけにウェルカムな団体だ。 「いやいや〜、やっぱヤバいっすよ〜。その〜、一生のことですし……ねえ? 一旦出直してきます」 「そうすると決心が鈍ってしまうんじゃなくて?」 と引き留めようとする修道女をふりほどくようにして、教会を出た。 「とりあえず、これ持っていって」 と押し付けられた小冊子を右手に携えて。 (4)説得 家に着くと、友達のかにゃ子を呼びつけた。 のっけから、 「あたし、修道院に入ることにしたんだ。とうとうシスターになるのよ」 と宣言した。 「18歳以下は駄目なんでしょ?」 「いや、あそこじゃなくて、あの外れにできた新しいトコ」 「あそこ?! なんかめっちゃ怪しくない?」 「でも優しそうな先輩シスターばっかりだったし」 「あのさ」 かにゃ子は深いため息を吐いた。 「私もネットでちょっと調べてみたんだけどさ――」 とスマホをフリックして、 「シスターなんてすぐなれるもんじゃないんだよ? 見習いになって三年ぐらい勉強して修行してっていう流れらしいよ。あそこの教会絶対おかしいって」 「もしかしたら、新しい宗派なのかも知れない」 「頑固な娘!」 「ちゃんとした教会なんだから。ホラ、冊子ももらってきた」 と渡された小冊子をかにゃ子に差し出す。 「これ読んだの?」 「漢字多くて……」 「やっぱり……聖書も読んでないんでしょう? ありえないっしょ」 「読んでるよ! 今、創世記」 「最初の読むのに八年かかってんじゃん!」 「大丈夫、最後の審判の日までには読了できるはず。それよか、この冊子とにかく読んで」 「え〜、『神と共に歩んで三年』、大して歩んでないじゃん! タイトルからツッコミどころ満載じゃない!」 「やっぱ新進気鋭の宗派なんだよ」 「えーと、教団名は――天下統一教会……ってヤバいヤバいヤバいヤバいヤバ過ぎるって! やめな、やめな、こんな教団! NGだよ! 危険だって! クレームくるよ!」 「大丈夫、大丈夫、作者は稀にみる情弱だから。『ミ〇ネ屋』とか全く視てないし。ホント、某団体とは100%無関係なんだってば」 「まあ、いいわ。ホントは良くないけど……。とりあえずページを開くわよ」 一頁目には箴言が載せられていた。 「何々、『夢は時間を裏切らない。時間も夢を裏切ってはならない (福音書ルカ伝第5章)』、ってウソつくな! 丸パクりしてるじゃん、何よこれ! しかも一番パクッちゃいけないところから……訴訟沙汰必至だよ!」 「でも、あのお爺ちゃん最近亡くなられ――」 「時事ネタはやめて!」 かにゃ子は頭を抱えながら、さらにページをパラパラめくり、 「ホラ、ここ寄付のお願いがデカデカと……ここは〇〇基金へのお願い、あっ、ここは募金の記事、ここも! ここも! お金の無心ばっかじゃん。胡散臭すぎっしょ」 「今の時代、教会も何かとお金が必要なんだよ。かにゃ子、社会ってものを分かってないな〜」 「残念な娘のくせに上から目線ムカつく。それに、この賛同者や支援者の一覧見てみ? Nって議員、こないだ収賄疑惑でメディアから散々追求されてた人だよ!」 「逮捕されてないんでしょ? だったらセーフ」 「このCって大学教授もセクハラ疑惑でネットで叩かれまくって炎上してるし」 「きっと冤罪に違いない!」 「だいたい入会するのにお金かかり過ぎ。合計で800万以上かかるよ。読んでみ?」 「お父さんに頼んで山を売れば工面できる上にお釣りもくるわ。シスターになるためって考えれば安いもんだよ」 「意思固っ!」 相談したい、と言うので来てみれば美果は九割九分以上心を決めている。まあ、こういうことはよくある。 匙を投げたかにゃ子の、 「美果くらいピュアでやる気満々なら、良いシスターになるんじゃないの」 という皮肉にも、 「ありがとう、かにゃ子! あたし頑張る!」 背中を押してもらったような気持ちでいる美果だ。 (5)婚礼 そして、美果は親友に話した通り、親に泣きつき山を売らせ、その金を積んで天下統一教会に入会したのだった。 入って早速、 「修道女を志す者は、まず清貧でなければなりませんよ」 と先輩シスターに言われ、所持品は服や財布を含め全て没収されてしまった。文字通り身ひとつ、裸一貫からのスタートだ。 教会に入って修道女になるためには、 着衣式 誓願式 という儀式を受ける。 着衣式にあたっては、神に嫁ぐという意味から、美果はウェディングドレスをまとった。 シスターとなったらもう一生着ることはないと諦めていただけに、美果は嬉しくてしかたがなかった。親はその出費に泣いていたけれど……。 出費と言えば、どういうわけか、「神の花嫁」になるのだから、と「持参金」まで納めねばならなくて、両親は不得要領顔で、それでも渋々と娘&教会の言いなりの金額を供出した。 ベールをかぶり、純白のドレスを身に着け、介添え役のシスター二人がスカートの裾を持ち、聖堂の中へ。まさに天にも昇る心地で、堂内を静々と進んでいった。 ステンドグラスの窓から差し込む微かな光を浴び、オルガンが奏でる讃美歌をバックグラウンドミュージックに、式ははじまる。 修道女らは全員厳めしい表情で、シスターの誕生に立ち会う。 世俗への執着を断ち切る、との教会側の意向で、家族親族その他の参列は控えさせられていた。 なので、堂内には美果と修道女だけがいる。 修道女になるには、この式で髪をバッサリと切る必要がある(例外も多い)。 何故かと言われたら、あくまでも清貧を貫く修道女は、洗髪の際における水の使用量、髪の毛の手入れ時間をギリギリまで切り詰めるため、短髪を強いられているのである。 (6)主題 この断髪については、美果も承知している。臨むところだ、とアグレッシブに思ってさえいる。 しかし、修道女の一人がバリカン(手動だ!)を取り出し、調節を始めると、 「ちょ、ちょっち、待ってくださいな」 美佳はうろたえまくった。 「いきなりバリカンっすか?!」 「なんです、シスター・オクレ。はしたないですよ」 「”シスター・オクレ”ってあたしのことですかΣ(゚Д゚)」 「貴女の洗礼名よ」 「なんか吉本のベテラン芸人のような……それは置いといて、もしかしてボーズっすか?!」 「坊主頭になんかするわけないでしょう」 「そ、そうですよね」 ホッとする。 が、 「こういう髪型にするのよ」 と修道院長がベールをぬいでみせたら、 「ひえええええええ!!!」 美果は卒倒しそうになった。 彼女のヘアースタイルは、聖フランシスコ・ザビエル像でおなじみの頭頂をカッパの如く丸く剃り込んだ、いわゆる トンスラ だった。 「じゃ、じゃあ、こちらの皆さんも?」 「そうよ」 修道女一同も院長にならい、ベールをとってトンスラヘアーを晒す。何故か皆、誇らしげだ。 ――それって、修道士(♂)の髪型では……。 付け加えれば、このトンスラ、半世紀前に廃止されている。 わけがわからない。どこからどうツッコめばいいのやら。 しかし、この修道会では、女性にトンスラを強制しているらしい。後で理由を尋ねたが、ジェンダー的観点から云々、と意味のわからないことを言っていた。 ただただ怯える美果に、 「とにかく落ち着きなさい、シスター・オクレ! 神様の前ですよ!」 と叱責され、ヘナヘナと脱力、観念して床にひざまずく。もう俗世には戻れない。 修道女は勢いよく、美果のボブヘアーを刈り獲っていった。 カチャカチャカチャ、カチャカチャカチャ、 バリカンによって髪がむしられていく。 奪われた髪は別の修道女が持つ銀のトレイの上に載せられる。 それを横目に見て、 ――うわうわうわ〜!! 美果は恐怖に震える。 「さあ、シスター・オクレ、我々と神の道を歩みましょう」 ブラウンがかった髪を、バリカンは後ろから悠々と食み、天使の輪の形状にしていった。 トレイの上、刈り髪は積み重なっていった。 露わになった聖堂内の冷気が突き刺さる。冬ももうすぐ終わるはずなのだが。 カチャカチャカチャ、 カチャカチャ、 修道女は乱雑にバリカンを入れる。散々刈り散らかされる。 バリカンも骨董品同様で髪がひっかかって、痛くて痛くてたまらない。あんなにお金を募っているのなら、新品のバリカンくらい買えばいいのに、と苦痛に耐えながら思った。 首筋が心許ない。襟巻をぬがされでもしたような感覚だ。 キノコみたいなスーパー坊ちゃん刈りにされてしまった。 とうとうツムジにバリカンが突き立てられる。そこを起点に頭頂も丸く刈られる。 ――とほほ……。 泣くに泣けない。でも泣く。シクシク泣く。そうしたら―― 「慎みなさい!」 と叱られた。あわてて涙を引っ込めた。 髪はすっかり食い荒らされ、頭頂の周囲にグルリと髪の輪ができている。それ以外の髪は全部消え去っていた。 また別の修道女が鋏で、その茶色い輪を、チャキチャキ、チャキチャキ、と短く整えた。 最後にバリカンと違ってよく研ぎ澄まされた剃刀で、1mmほどの刈り跡がゾリゾリとこそげ落とされた。 頭頂部の皿の部分がステンドグラスと反射し合って、ピカピカ、カラフルに光っていた。 鏡はないが、自分が恐ろしい髪型になってしまったことだけはわかる。途方に暮れる美果だ。 すぐに修道服を与えられ、それを身に着ける。修道女たちが手伝ってくれた。 窮屈な修道服を着終えたとき、 ――これでシスターになれたんだ。 幼い頃からの夢が叶い、感無量かと問われれば微妙な心境だ。 ――もう一年待てば良かったかな。 と思う。世間ではこういう状態を、後悔先に立たず、という。 ともあれ、美果は信仰の道へと分け入った。芳紀17。 (7)退転 しかし、友人が懸念した通り、そこは金と欲にまみれた、とんだバチアタリ修道院だった。 あまりの退廃ぶりに美果は何度も絶望しかけた。 だが、頑張った。誘惑に負けず信仰生活を続けた。 トンスラの維持は戒律のひとつだったので、支給されたT字剃刀で一日置きに頭を剃った。その扱いにも慣れていった。 が、さすがにやりきれなくて、逃亡した。入会してから三年後のことだった。 最初に入るつもりだった、あの女子修道会に駆け込んだ。 聞けば、脱けた教会は異端、もっと言えばインチキらしい。 「そんな髪型にされて……」 と柔和な面差しの修道院長は、いたましそうに美果のトンスラを見ていた。 美果はそこで洗礼を受け直した。正式に受洗した。洗礼名は「カタリナ」。 そして、本物のシスターになるための勉学に励んだ。髪も普通のベリーショートにまで戻した。 (8)列聖 何十年もの歳月が流れた。 暗黒の時代が来た。 宗教も禁止された。 弾圧されてもシスター・カタリナは地下に潜って、神の愛を説き続けた。「体制」に苦しむ民衆を導いた。そして、「体制」を転覆せんと図るレジスタンスを支援した。 「危険分子」として「体制」から目をつけられたシスター・カタリナはついに黒ルパシカらに逮捕され、「楽園」に送られ、そこで死んだ。 彼女の死後、「体制」は本物の市民によって打倒された。 八月革命である。 革命政府の首班に選ばれた手塚ユーコは、シスター・カタリナの献身を讃え、「革命の母」と呼んだ。彼女の誕生日を祝日とし、その洗礼名を冠した勲章や国家施設をつくり、シスター・カタリナ像は国内のあちこちに建てられた。 バチカンも「藤吉カタリナ」を聖人の列に加えた。 それを受けて、日本でも聖カタリナミュージアムが建設された。完成までに九年かかった。 館内には聖カタリナの写真が数多展示されていた。とりわけトンスラ頭の彼女のスナップショットは大勢の来館者の目をひいた。 その写真の横には、説明書きがあった。若き日の聖カタリナのエピソードだった。 聖カタリナがまだ17歳の頃、怪しい教会を見つけ、その内情を探るべくあえて入信したふりをして、髪を剃り、そこの修道女となり三年の間内部を捜索した。そして脱出し、世間にインチキ修道院の実態を告発したのだ、といった意味のことが記されていた。 訪れた人々はそれを読み、少女時代の聖カタリナの聡明さと勇気と行動力にただ感動するばかりだった。 (了) あとがき リクエスト小説第9弾は「キリスト教の教派の一つが独自の教えで修道女もトンスラにする話が見たいです。できれば主人公はたまたま縁があってそこの修道女になることになったけど直前まで先輩たちは頭巾で隠してたので知らなかったというのが」とのご要望を頂戴いたしました! リク主様、本当にありがとうございました! なかなか面白い発想で感服いたしました。 すぐにでも採用させてもらうつもりでしたが、キリスト教やトンスラについて調べる時間が欲しかったので、少々後回しになってしまった次第です。 で、あれこれ調べてみると、ウィキペディアによれば1972年に廃止されたそうなんです。ですけど、Youtubeなどではまだトンスラを続けている人々もいるようで、中には幼児を男女問わずバリカンでトンスラにしている動画もアップされていました。どういう人たちがどういう理由で継承しているのかはわかりませんでした。気になります。 また、海外でtonsureという語はどうも修道女の断髪や入信するための儀式そのものを含めているフシもあるようです。 さて、シスター断髪、これにはビデオテープ時代からお世話になっていた方も少なくないと思います。迫水もそうです。 またもYoutubeでそういう映画シーンを集めた動画を視たのですが、どれも1分未満〜2分弱の短さでした。まあ描き込むところでもないでしょう。あと、どの映画も切ってる側のシスターの顔が怖い! 怒ってるの?ってくらい恐い顔をしています。しかも切り方が乱暴。このあたりの機微がクリスチャンではない迫水にはよくわかりません。詳しい方おられましたら、お教えくださいm(_ _)m あと、自分でも迂闊過ぎて驚いたのですが、シスターが断髪する意味について知らなかった。。調べてみたら、本文中にも書いた通り、清貧を旨とするため洗髪の水や整髪の時間を惜しんでのことだそうです。これは勉強になった! こうやって夢中で調べていたのですが、頂いたリクエストを読み返してみたら、これはどう考えても荒唐無稽なコメディだろう! もっとリラックス書いた方がいい、とようやく気付き、あわてて舵を切りました。危ない危ない(汗) クリスチャンの方はガチな方が多そう、という印象があるので、今まで真正面から採り上げることは避けていたのですが、だったら架空の教派をでっちあげよう(そもそも女子にトンスラを強制してるんだし)と開き直って、今回そうしました。あくまでもフィクションです! 本当です! 特定の団体とは一切関係ございません! そんで「アホな娘がだまされて〜」というお話にしました。断髪シーンは微妙だし、ラストは暗めになるし、おいしいリクエストをうまく調理できなかった憾みはありますが、、(^^;) 個人的には得るところの多い執筆でした! リク主様には改めてお礼申し上げます♪ ここまでお付き合いありがとうございました(*^▽^*) |