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(じゃすと らいく)すたーてぃんぐ おーばー


 津野田清音(つのだ・きよね)は尼僧である。
 いわゆるアラサー、独り身である。法名は音読みにして「せいおん」という。田舎寺の住職である。有髪である。
 尼になったのは、十代の頃。
 小さな寺の住職をしていた父親の勧めがあったからだった。
 簡単なペーパーテストと実技試験、そして、面接と短期間の本山研修をクリアーして、見事に尼僧の資格、だけでなく、住職の資格まで取ってしまった。本人が一番驚いた。
 ――お坊さんてこんなに簡単になれるものなの?!
 清音の才能や資質というより、この時期は清音の宗門の本山が、小規模であったこともあり、システムも緩やかだったようだ。
 案に相違して、清音の父は喜ばなかった。分不相応だ、というのである。
 尼僧の資格だけならともかく、一山の住持を務められる認可まで、清音のような小娘に与えるとは、
「本山も甘すぎる」
と苦りきっていた。
 てっきり大いに褒められるとばかり思っていた清音にとって、父の不興は意外だったし、不満だった。
 ――何よ。
 せっかく父の望みに叶うよう頑張ったのに。
 髪を1mmも切らず、本格的な修行も一秒もせぬまま、清音は高位の僧籍を得た。が、そのせいか、どうにも実感がわかず、わかないまま、以前通り青春を謳歌した。
 地元の短大を卒業後、寺は父に任せ、都会に出て、OLとしてそこそこ大きな会社で働いた。レジャーやグルメを存分に楽しんだ。
 たまに帰省すると、
「お父さんにもしものことがあっても、私が住職になるからお寺も安泰ね」
と、そんな軽口をいつも父相手に飛ばしていた。娘にそう言われるたび、父はなんとも言えない顔をしていた。その表情には翳りがあった。
 そんなOL生活も十年近くになろうとする頃、実家から知らせが届いた。父の訃報だった。
 清音にとって、試練の時代の始まりだった。

 父の葬儀を出すと、清音は長らく務めた会社を辞め、都会生活を切り上げ、住職として寺に入った。
 しかし、未だ男尊女卑の因習が根強く残る、保守的な田舎の共同体の中で、若い女性住職に対する風当たりは強かった。
 何かと差別を受けた。それが清音のけして低くないプライドを、深々と傷つけた。
 清音の側にも問題はあった。
 何しろ十年前に安易な形式で住職資格を取得したため、どうにも生熟れの感が拭えない。
 読経も素人並み、作法もあやふや、説法もしどろもどろ、寺務にも悪戦苦闘、と、とにかく酷い「事業主」ぶりだった。離檀する家も三軒、四件、とあり、ただでさえ、小さな寺の経済状況は悪化の一途をたどった。たちまち暮らしは窮迫した。
 糊口をしのぐため、寺院を開放し、書道教室や英語塾をはじめてみたものの、それもうまくいかなかった。
 晋山したときにはふっくらしていた清音の頬も、だいぶこけてきた。
 失意の中、脳裏に浮かぶのは、亡父の翳りを帯びた、あの表情。
 ――やっぱり私には住職の責務は重すぎるのかな・・・
「あのお寺さんも先代のときは、ちゃんとしていたのにねえ」
と地元民の間では陰口も囁かれているらしい。父の偉大さを遅まきながら思い知らされる。
 割合好意的な寺院で法要の役僧を任されたとき、
「あんなに髪を長く伸ばして尼さん面するなんて、チャンチャラおかしいわね」
「長い髪の尼さんにお布施なんてあげたくないねぇ」
と参列者の中から聞こえよがしに言う者もいて、居たたまれない思いをした。
 そう、清音の髪はOL時代のまま長い。
 やや茶色がかった髪は肩下まである。一応、尼僧としての仕事のときは、まとめている。
 仕事以外のときは解き放ち、顔や首や肩や背を覆うに任せている。
「ホント、参っちゃうわ〜」
 訪ねてきてくれた都会の友人に窮状を愚痴りながら、清音は何度も何度もうるさそうに、長い髪をかきあげる。
 この滅多矢鱈に髪をかきあげるのは、癖を通り越して、チック症的な行為だ。
 幼少時、テレビのドラマで主演女優が髪をかきあげているのを、おどけて真似しているうちにやめられなくなってしまった。
 住職就任後も、婆娑、婆娑、とあちこちで、このチック症的行為が無自覚に出てしまう。
 けして衛生的とは言えない行為なので、評判の悪さの一因となっている。ロングヘア―を誇示している、いいオンナぶっている、と悪意にとらえる向きもある。食事中でもやめないので、嫌悪感を抱く人もいる。そんな邪魔なら短く切ってしまえばいいのに、と大半の人々――主に女性たち――が内心眉をひそめている。
 ひっきりなしに髪に手をやるため、ロングヘアーは常にボサついている。お世辞にも見目麗しいとは言えない。
 旧友を迎えて、清音はさんざ憤懣をブチまける。
「住職なんて引き受けるもんじゃないね」
と髪を、かきあげ、かきあげ、何度も言う。
「○○寺さんも“修行行け”とか言ってくるしさぁ」
「修行?」
 オウム返しに訊いてくる友人におっかぶせるように、
「そう、修行!」
 清音はうなずく。
 先日も法要の手伝いに出張って、式も終わり、茶菓のもてなしを受けていたら、そこの住職が結構あたりの強い人物で、清音の読経や所作にさかんにダメ出ししてきて、
「清音さん、アンタやっぱり尼僧道場でちゃんと修行した方がいいよ」
 基礎からやり直さないと、この先ますます大変になる、と忠告された。
「はぁ・・・まあ・・・」
 清音は曖昧に言葉を濁す。
「一生住職としてお寺を守っていくんだろう?」
 相手はさらに踏み込んでくる。
「ええ、そのつもりですが・・・」
「ならキチンと修行すべきだよ。そこでお経も儀式のイロハも、みっちり仕込んでもらえばいい。生半可な気持ちじゃあ続けられないよ、住職ってやつは」
「はあ」
 こうした「修行行け」論は、清音が晋山した当初からあった。最近ではますます強硬になってきている。清音のあまりの生熟れぶりに、皆業を煮やし、
「ちゃんと修行してこい」
という声は日増しに高まっている。
 親類が、檀家が、周囲の僧尼たちが、清音の決断を促すように、尼僧道場入りをグイグイ勧めてくる。
「修行の間はうちがアンタの寺を守ってあげるから、行ってきなよ」
と頼みもしないのに、お膳立てを整えようとするお寺さんもいる。
 亡父の翳った顔を思い出す。生前の父も娘の未熟さに不安をおぼえ、僧侶としての陶冶の必要を感じていたのだろう。
 でも、
 ――絶対嫌っ!
と清音は髪をかきあげ、かきあげ、さらにかきあげ、怖気を震わせる。
 せっかく一寺の住職にまでなったのに、何を好き好んで、この世の地獄みたいな荒修行に身を投じ、一介の小僧としてシゴき抜かれなければならないのか。
 それに、
 ――坊主!!
 修行=丸坊主である。宗門の尼僧道場には剃髪規定がある。修行尼は入門時には必ず頭を丸坊主にせねばならぬ。そこに、一切の例外は許されない。
 ――この髪は絶対剃りたくないっ!
 髪をかきあげるペースが病的なまでにせわしなくなる。
 尼僧道場では、決まった日に道場生同士で頭を剃り合うと聞いたことがある。その群れの中に、神妙な顔つきで剃刀の刃を頭に受けているツルツル頭の自分の姿が在るのを、つい想像してしまい、ゾワッと鳥肌が立つ。
 髪も地位も文明生活も捨てて、そんなところのお世話になる酔狂者などいるはずがない。
 ――修行なんて絶対行かないからね!

 それから月日は経った。
 清音は尼僧道場に入門することになった。
 周囲からの圧力がものすごく、それに抗しきれず、ついに屈した。
 だけでなく、尼僧としての、住職としての不甲斐なさがさすがに清音自身にも情けなく、「再出発」の必要を思うようになった。寺を離れる檀家も後を絶たず、生活苦が深刻になってきたせいもある。未熟さや無知ゆえのトラブルも頻発していた。
 尻に火がつき、清音はとうとう苦渋の決断を下さざるを得なかった。晋山してから三年目のことである。
 入門が決まり、清音の母は泣いていた。嬉し泣きだった。

 修行にも金が要る。その費用を苦しい経済状態の中、なんとか工面した。
 「ヘアーカット代」の支出もバカにならない。
 少しでも節約したい。
 近所に安い床屋はないか、と周囲にリサーチしてみたら、1300円で丸刈りにしてくれる店がある、と教えてくれる人がいた。店名を訊いたら、
「あ〜!」
 その店なら知っている。女性でも入りやすそうなオシャレな雰囲気の店構えだ。しかも、歩いていける距離だ。
 安さだけなら、駅前に行けば千円カットのチェーン店があるが、成人女性には敷居が高そうな印象がある。それに駅、遠いし。
 千円カットの店は理髪師も全員男性――との話だ――なのに対し、その理髪店は女性の理髪師が切り盛りしているという。清音的には、男性より女性の理髪師の方が頭を預けやすい。
 剃髪ではなく、「丸刈り」ということだが、一旦、丸刈りになって、夜、入浴のときにでも、道場生活用に買いだめした安シックで、ゾリゾリ剃れば、そっちの方が今後のための「お稽古」になる。
 ――300円くらいの「贅沢」は許してもらおうかな。
 しかし、この「贅沢」がこのすぐ後に彼女に悲運(?)をもたらすことになろうとは、神ならぬ身の清音には知る由もない。
 迷っている暇はない。早速予約の電話を入れる。
 女性の声が応対した。
「いつもありがとうございます。ヘアーサロンHeavenです」

 その1時間35分後――
「たまんねッス! たまんねッス!」
と連呼しながら、清音はゴツい業務用のバリカンでロングヘア―を剃り込まれていた。
 ダム決壊の如く、愛液がほとばしる。法衣の下のランジェリーが濡れに濡れる。
「たまんねッス!」
と、また、うわ言のように言い、たけり狂う雌。
 ヘアーサロンHeavenの理髪師、香坂治子(こうさか・はるこ)の技量は確かなものだった。
 彼女のバリカンテクニックは長年のキャリアを経て、単にヘアーカットのみにとどまらず、性技にまで発展していた。香坂治子はこのバリテクで何人もの野球少年たちを、密かに性に目覚めさせてきたのだ。
 「一番短い丸刈りに」というこのアダルト女性客の出現に、嬉々としてバリカンをふるった。
 来店した清音を理髪台に座らせ、ケープを巻いて、オーダーを聞くや、目を炯炯と輝かせ、有無を言わさずいきなりバリカンを左鬢に押し当てた。ブイイイイィィン――ジャアアァァアアァ――躊躇なく、容赦なく、間断なく、バリカンを暴走させた。ブイイイイイイイイン、ジャアアァアアアアァアア、ブィイイイイイイィィィン、ジャジャジャジャアアアァァアア、青い地肌がたちまち露わに覗いた。
「一度女相手に試してみたかったのよね〜」
と治子はケープの下、官能の悦びに身もだえする清音の耳元で、意地悪く囁く。
「いい“実験台”になるわ」
 去年の冬、はじめて女性の丸刈りを担当したという。清音同様、尼さんになる女の子だったそうだ。
「貴女よりずっとずっと若い女よ。刈り終えてしまってから、ああ、この“ワザ”を使ってみればよかった、ってすごく後悔したわ」
 さすがに、「女で坊主」などという客はもう来ないだろう、と残念がっていたら、清音がノコノコ店に来た。まさに鴨ネギ! 治子は思うさま「腕をふるった」。
 そんな治子のテクニックに、清音は「住職さん」の仮面をかなぐり捨て、すっかり調教されて、
「たまんねッス! たまんねッス!」
と乱れに乱れ、半剃り頭をのけぞらせる。まるで、近所のお姉さんのリードで筆おろしさせてもらうモテない男子高校生の如くで、てんでだらしがない。
「住職さん」
と地元だけに身元は割れている。
「尼さんに大切なのは“清潔感”よ。身も心も清らかであれ! だからこういう小汚い髪の毛は残らず刈ってあげなきゃね!」
 そう言うと、長い髪を、グイッ、と鷲掴みにして引っ張りあげると、ブイイイイイイィィイイン――ジャジャアァアアアア――と根本から刈り捨てた。そうやって、勢いよく両サイドの髪を剃りあげる。
 バラバラ、バラバラ、と刈られた長い髪がケープや床に流れ落ちる。
 サーッと顔の周りから髪が消える。青々とした地肌を寒々と置き去りにして。
 後ろの髪にもバリカンが挿し入れられる。
 ブイイィィイイイイイイン
 ジャアアァアアァァァ
 分厚い髪の層をバリカンはパワフルにひっぺがしていく。
「たまんねッス! たまんねッス!」
 清音はもはやそれ以外の言語を忘れたかのように、繰り返す。愛液はとめどなく湧き出している。
 数日前、近所の幼い男の子に、
「ボク、大きくなったら住職さんとケッコンしゅるぅ〜」
と告られ(?)
「あら、こんなオバサンでいいの?」
と微笑んでみせるオトナの女性のコケティッシュな余裕など、
 ブイイィィイイイイン
 ジャァアァアァァア
「たまんねッス! たまんねッス!」
 木っ端微塵に砕け散り、無様な痴態を晒しまくっている。
 治子のバリテクはほとんど神技の領域に達している。時に焦らし、時に満たし、時にいなし、清音を手玉にとり、彼女を官能の淵深くへと引き込んでいく。
 バリカンの音がやむ。
 清音はパイナップルのようなモヒカン頭にされていた。
「“野球部コース”よ」
と治子は意地悪く笑う。
 この周辺の中学や高校の野球部などの運動部は丸刈り強制の場合も多く、入部前後に治子の店に頭を刈りに来る男子もかなりいる。そうした長髪⇒丸刈りの男子たちの断髪に治子は悪戯心から、途中モヒカン刈りにして愉しむのが常である。こうした治子のカット作法は「野球部コース」とお客の間で呼ばれ、すっかり定着している。
「いいザマね」
と治子はパイナップル頭の清音を鼻でせせら笑った。念の入ったことに、ポマードでモヒカン髪を立たせ、毛先を遊ばせ、セットする。
 そして、
「ちょっと撮らせてもらうわね」
とiPhoneで哀れなモヒカン女の姿を写メに収める。
「この写メ、店のブログに載させてもらうわね」
 寸止め状態で意識が飛んでいた清音はその一言で我に返り、狼狽して、
「やめて頂戴!」
と懇願したが、治子は耳を貸さなかった。
 その日のうちに、ヘアーサロンHeavenのブログには、
『女性も「野球部コース」だよ〜』
というタイトルの記事がアップされた。記事には、モヒカン頭で虚ろな表情をした清音の写メが掲載されていた。「せめてモザイクかけて!」という清音の最後の頼みも、残酷にも一蹴されていた。そして、
『お客様のたってのお願いで、「野球部コース」させて頂きました〜!』
『女性なのに坊主なんてスゴイ!! 感動しちゃいました〜(うるうる)』
『修行頑張って下さいね〜♪』
という捏造と偽善と営利意識に満ちた言辞が書き連ねられていた。
 しかし、
『またの御来店お待ちしていま〜す!』
という結びの一行には、治子の本音が覗いている。

 最後にポマード臭いモヒカン髪が刈られた。
 ジャアアァアアアァアア
 ジャアアァァアアアァ
 ブイイィィイイイイイイン
 ジャアァアアアァアア
 治子は執拗に清音の頭にバリカンをあてた。勿論このラストカットに彼女のありったけのワザを総動員して。
「あっ・・・ああ! ああぁぁ〜・・・」
 清音は絶頂に達して、果てた。実に五年ぶり――OL時代、妻子持ちの上司と火遊びして以来――のことだった。
 ヘアーサロンHeavenにて、清音、昇天。
 ――まさに・・・Heavenだわ・・・。
 朦朧とする意識の中、思った。
 清音の昇天っぷりに満足したのか、治子はうって変わって優しくなり、丁寧にシャンプーしてくれ、それから15分近くも頭皮のマッサージをしてくれた。
「頭皮のマッサージって大事なのよ。顔のシワとかたるみにも影響するからね」
と教えてくれながら。清音は恍惚と理髪師の声を聞いていた。理髪台は、グッショリ濡れていた。
 マッサージが終わる頃には、清音も正気を取り戻した。
 まじまじと自分の坊主姿を鏡で確認する。何度確認しても、
 貧相
の一語に尽きた。髪の毛がどれほど外見に作用を及ぼすのかが、ショックとともに骨身に染みるほどわかった。
 治子も素早く清音の顔色を読んで、
「うちのお祖父ちゃんの死ぬ前そっくり〜。こんなショボくれた感じだったわ」
と厭なコメントをする。清音はしたたかにショゲて、顔を伏せ、うなだれるばかり。
 修行が終われば、剃髪の義務からは解放されるのだが、近郷近在にいる同宗門の尼さんたちは皆、丸めた頭を維持している。暗黙のルールでもあるのだろうか。自分一人だけが髪を伸ばすのは、いかにも気まずい。
 覚悟は決めていたのだけど、現実に寒々しい坊主刈りになってしまうと、
 ――もしかして・・・一生、この頭・・・?
 陰鬱とした気分に襲われる。
「住職さん、鼻水出てるわよ」
 治子が渡してきたティッシュペーパーで鼻を拭うと、黙って会計する。1300円払おうとしたら、
「悪いわね、丸刈りは今月から1400円に値上げなの」
とのこと。世知辛い世の中だ。
 重い足取りで、家路につく。
 ムシャクシャする。
 ――ああっ、もォ!
と、つい、いつものように髪をかきあげようとするが、
 ざりり――
 掌は虚しく丸刈り頭をスライドする。
 ――ぐわっ!!
 この空振りをこの日だけで何十回も繰り返した。心臓に悪い。
 坊主頭をうっかり撫でるたび、
 ――頭丸めて出直し。
という言い回しが脳裏をかすめた。
 明後日には小坊主生活が手に唾して待ち構えている。そう、まさに、
 ――頭丸めて出直し。
なのだ。

 その夜、清音は風呂場でちゃんと剃髪した。
 全裸で頭を抱え込むようにして、ゾリゾリやった。慣れない作業に、何度も手元が狂い、まだ柔らかな頭皮を傷つけた。血が滲んだ。それでも懸命に剃りあげた。シックは、今まで脇や股のムダ毛を処理するために使っていたものだった。が、清音にはどうでもよかった。
 湯気の中、光沢を放つ青剃り頭が、芒、とひとつ浮かびあがった。




(了)



    あとがき

 一年ぶりくらいに書いた断髪小説でございます。この小説が、自分にとっても「再出発」になるので、そういう意味もあり、このタイトル、この内容、になった感があります。
 「誕プレ」「妙久さん」等の系譜に連なる「有髪の尼さんの坊主バッサリ」です!
 以前にも書きましたが、「一旦は坊主頭を回避(不完全体)」⇒「結局剃髪(完全体)」という二段階変身にめっちゃ萌えます(^^)
 今作、楽しく新鮮な気持ちで書けましたが、だいぶマニアックな内容になったような気がします(汗)
 そして、ドS女性理髪師・香坂治子、二度目の登場です。前回よりパワーアップしてます(笑)熊男こと片倉小次郎のように今後も準レギュラーとして出演して欲しいと思っています(^^)
 最後までお付き合い下さり、ただただ感謝です。今後とも当サイトをよろしくお願い致します♪♪




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